お知らせ
同日得喪とは? 60歳以上の継続雇用について
Instagram
https://www.instagram.com/p/DIikbCaJEBe/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
現在は、60歳以上で退職し、退職後1日も空けずに再雇用され働く従業員が増えています。
このようなとき、社会保険の資格取得と喪失を行う手続きを同日得喪といいます。
① 同日得喪の要件
同日得喪を行うことで、標準報酬月額を見直し、社会保険料の負担を軽減することができます。
② 同日得喪のメリット
『給与に見合った標準報酬月額にすぐに変更できる!』
本来 : 給与の見直しから3か月間に支給された給与により随時改定
通常であれば早くても随時改定により4か月後にしか変更とならない標準報酬月額が、
同日得喪の手続きを行うことで、再雇用後の給与に応じて変更できる。
③ 同日得喪のデメリット
『傷病手当金等の支給額が減少する可能性がある!』
標準報酬月額は、傷病手当金等の支給額を決定する計算式に影響します。
そのため、傷病手当金等の申請を予定している従業員については、同日得喪を行わない選択もできます。
④ 必要な情報・書類
同日得喪の手続きに必要な書類は、以下です。
【必要な情報】 就業規則や退職辞令、雇用契約書、マイナンバーカード等
【必要なもの】 健康保険被保険者証、運転免許証の写し ※マイナンバーを届け出ている場合は省略可
提出先および提出期限は、以下の通りです。
【提出先】 年金事務所(事務センター)
【提出期限】 事実発生から5日以内
同日得喪は義務ではありません。
ですが、手続きを行うことで、従業員だけでなく会社も社会保険料の負担を軽減することができます。