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公金受取口座登録制度ってなに?

マイナポイントがもらえるキャンペーンに「公金受取口座の登録」という項目があり、
登録はしたものの、そもそも「公金受取口座の登録」って何だろう?と思われている方も多いのではないでしょうか。

まずは、公金受取口座登録制度がどのようなものか理解するところから始めましょう!

 

<公金受取口座登録制度とは?>
事前に個人の預貯金口座の情報をマイナンバーと一緒に国(デジタル庁)へ登録された口座を「公的受取口座」と呼びます。
その登録された「公的受取口座」を使い「公的給付」を受け取ることができる制度になります。

 

<公的給付とは?>
国から支給される給付のことを公的給付と呼び、主に「児童手当、年金、所得税の還付金、健康保険法や雇用保険法等に基づく給付等」があります。

 

その他、記憶に新しい「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」として、国民1人10万円の特別定額給付金が支給されたような緊急時の給付も公的給付になります。

 

<公金受取口座を国に登録するとどうなるの?>
制度導入前は、公的給付の申請を行う際、その都度申請書に口座情報を記載し、場合によっては通帳のコピーを添付する必要がありました。

 

公金受取口座の情報は、国(デジタル庁)で管理されるため、今後、この制度を利用すれば、
これらの確認作業や書類準備の手間が不要となり、スムーズな給付が実現できます。

※当面の間はこの公金受取口座制度が対応できる公的給付とできない公的給付とで混在するため注意が必要です。
※今現在、育児休業給付金については公金受取口座制度に対応しています。

 

公金受取口座登録制度について、なんとなくイメージがつかめたところで
もう少し具体的な内容をQ&A方式で確認してみましょう!

 

Q1:口座を登録しなければ、給付金を受け取れなくなるのでしょうか?
A1:登録は任意です。そのため、口座を登録しなくても給付金等を受け取ることは可能です。申請を行う際口座情報を記載する必要があります。

 

Q2:口座を登録すると、預貯金額や入出金履歴等も国が把握できるのでしょうか?
A2:あくまで登録される内容は、口座自体の情報になります。預貯金額等の情報について国が把握することはありません。

 

Q3:複数の口座を登録することはできますか?
A3:複数の登録はできません。公金受取口座は一人一口座のみ登録することができます。

 

Q4:口座を登録すると、申請自体を行う必要もなくなりますか?
A4:口座を登録しても、今まで通り申請自体は行う必要があります。

 

Q5:結婚により氏名が変わりました。申請直前に口座情報の登録を変更しましたが影響はありますか?
A5:国のシステムへの情報反映が間に合わない可能性があります。申請を行う際、変更した口座情報を記載する必要があります。

 

Q6:こども本人の銀行口座がないので、代わりに親(自分)の口座を登録できますか?
A6:登録者本人(こども)と異なる名義の口座(親名義の口座)を登録することはできません。口座名義人と登録者本人とが同一でなければいけません。

 

デジタル庁のホームページには、この他にも「よくある質問(FAQ)」として回答をまとめてあります。

https://www.digital.go.jp/policies/account_registration/
ぜひ、こちらもご覧になっていただき、公金受取口座登録制度の理解度を高めていきましょう!