お知らせ
ご存知ですか?今後の雇用関係助成金傾向について
助成金の年度をご存知でしょうか?多くの助成金は毎年4月に内容が公開され、翌3月までの期限で活用できるようなサイクルとなっています。
つまり、来る4月は新しい助成金のラインナップが公開される時期なのです。
◆新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルス感染症が世界的に大流行し、既に丸3年が経過しました。
休業などにより雇用維持が困難になり、政策としては『緊急的・短期的政策』として厳しい経済状況の下で雇用維持に貢献できるような政策がとられてきました。
しかし、この政策支援の長期化により、短期的にみると雇用は維持出来たとしても、従業員ひとりひとりの能力向上や活用という点がおろそかになってしまうケースもあり、人材育成という課題が浮き彫りになりました。
そこで、厚生労働省ではこれからを見据えた政策として、『賃上げ、人材育成・活性化、賃金上昇を伴う労働移動支援、雇用セーフティネットの再整備の一体的な取組』を手段として、個人の多様な選択を支える「しなやかな労働市場」の実現を目指し、人材の活性化と生産性の向上を通じた賃金上昇のサイクルを目標とすると発表しました。
新型コロナウイルス感染症の流行の中で、最も活用されたと言っても過言では無い助成金が、雇用調整助成金になるかと思います。
特例措置を設け、広く活用しやすい内容でしたが、政策の変更に伴い、令和5年3月31日をもってコロナ特例が終了すると発表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
このように活用していた助成金が終了を迎える反面、人材開発支援助成金ではそもそもの助成率が高額化されたり、キャリアアップ助成金との併用で助成額を引き上げるなど、人材の成長を促す目的での助成金活用が既に開始されています。
また、産業雇用安定助成金では在籍型出向を活用しての雇用維持だけでなく、出向からの復帰者に対して、出向で新たに得たスキル・経験をブラッシュアップさせる訓練等を実施することにより、更に助成金が支給されるというコースもできています。
◆令和5年4月以降の助成金ラインナップについて
令和5年度のラインナップについては、現時点では完全な情報が無い状況です。
厚生労働省の動向を見る限りでは、先にお話しした人材開発支援助成金(リスキリングコース)や産業雇用安定助成金を中心として、人材活用や賃上げの傾向がより強くなると予測されます。
今後、昨年10月に改正されたキャリアアップ助成金正社員化コースの動向や、各種助成金についての情報は、みらいパートナーズで研究し、皆様に情報提供して参ります。
もし「社員へこういう研修を受けさせたい」、「こういった機器を導入することで作業軽減し、効率化を進めたい」など、お考えがある場合には、まず私たちにご相談ください!
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