社労士業務の行方はどうなる・・・
7月3日の日経新聞に以下の記事が出ており、私たち社労士にとって
は非常に大きな問題であるということで、心配されているようです。
ただ、これは私たちのように電子申請、クラウドシステム活用を行って
いる事務所にとっては全く問題ないどころか、私たちは10年前から取り
組んできたことなのです。
税・社会保険の書類不要に 企業、クラウドにデータ
官民の生産性向上/起業もしやすく
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO32515300S8A700C1MM8000/
「提出代行」業務が、「労務監査、および企業・個人情報管理」になった
だけです。
「提出代行」とは社会保険労務士法第2条にある、独占業務です。
「労務監査、および企業・個人情報管理」は独占業務ではありません。
よって、労働法・個人情報保護法等専門性の高いものが、このような
業務を行うことになるのではないでしょうか。
ただ、提出代行はなくても調査(監督署等)対応業務は社労士となり、
その前提を理解する立ち位置、労働法に詳しい立ち位置からすると、
やはり社労士が頑張るべきでしょう。
ちなみに、今後これらの業務(社会保険関連・給与計算関連)を行うた
めには
税務(所得税・住民税・法人税)や会社法の理解
クラウドシステム、その他システム(給与・人事・勤怠・会計)の理解
は絶対必須となるのは言うまでもありません。